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悲しきワルツ(J.シベリウス作曲/帰山栄治編曲) [曲目解説]

※ 第13回演奏会 第1ステージ2曲目
2018年6月10日(日) 名古屋市天白文化小劇場
指揮:大橋一輝

作曲者(1865-1957)はフィンランドの国民的作曲家で、交響詩「フィンランディア」や7つの交響曲、ヴァイオリン協奏曲がとくに有名。

本曲は1903年初演のアルヴィド・ヤルネフェルト(作曲者の妻の兄)の戯曲「クオレマ(フィンランド語で死の意味)」の付随音楽のなかから、第一幕の音楽を演奏会用作品として書き直した作品。

戯曲では、病臥した老女が、夢の中で踊り子たちと踊り始めるが、亡夫の姿にやつした死神が現れ、黄泉の国へ連れ去ろうとするというあらすじで、それぞれの場面に合わせ、三拍子のワルツが目まぐるしく表情を変える。
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