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組曲「エジプトの幻影」/G.デ・ミケーリ作曲、中野二郎・編曲 [曲目解説]

※ 第11回演奏会 第1ステージ 2曲目
2016年6月26日(日) 名古屋市天白小文化劇場
指揮:大橋一輝

G.デ・ミケーリ(1899-1940)はイタリアの作曲家・ヴァイオリニスト・指揮者。

作品数は約160曲であり、オペレッタ「葡萄畑の恋」、小組曲の連作、「交響的前奏曲」など管弦楽曲が中心であり、当時のイタリアでは彼の作品をレパートリーに入れないオーケストラは皆無であったといわれる。

本作の原曲は大規模な管弦楽であり、当時のエジプト王ファード1世(1868-1936)に献呈。

第1曲「踊り」は、単調なリズムとムーア風音階による幻想的な舞曲。

第2曲「スフィンクスの伝説」は、人面獅子身の怪獣・スフィンクスとオイディプス王の故事(旅人に「朝は4本足、昼は2本足、夜は3本足の動物は何か」と問い、答えられない者を食い殺していたスフィンクスに、オイディプス王が「人間」と答え、スフィンクスは海に身を投じて死ぬ)にちなむ、不思議な雰囲気の曲。

第3曲「ナイル河にて」は、古代文明の時代からエジプトの繁栄を支えた大河の流れと、そこで住まう人々のエネルギーが描かれる。

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