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Beyond the Skies / 末廣健児・作曲 [曲目解説]

※第10回演奏会、2015年6月20日(土)、名古屋市中村文化小劇場
第3ステージ1曲目、指揮:大橋一輝

作曲者(1975年生まれ)は山口県出身の作曲家、
編曲家、指揮者、マンドロンチェロ奏者。

岩国高校プレクトラムアンサンブル・
京都大学マンドリンオーケストラ・
ARSNOVA Mandolin Orchestraでマンドロンチェロ奏者、指揮者として活躍、
現在は京都のARTE MANDOLINISTICA に所属。

演奏活動の他に、作曲家・編曲家としても評価は高く、
マンドリン合奏のための作品としては、
組曲「瑞木の詩」、「祈り」、「流星群」などがある。

本曲は京都教育大学マンドリンクラブの委嘱によって、
2005年の同クラブ第46回定期演奏会において初演。

構成は大きく分けて緩-急-緩の三部形式である。

ギターの印象的な下降アルペジオで始まり、
マンドラで緩やかな第一主題が提示される。

中間部の急速部で第二主題が提示されるが、
ここは作曲者が得意とするツプフ奏法
(ピンキング主体のドイツ風の奏法)が中心で、
ヘミオラ(6/8と3/4が交互に現れるリズム)に乗った
躍動感あふれるもの。

緩徐部は第一主題の再現をGrandiossoで壮大に歌い上げ、
頂点に達した後はギターのアルペジオに乗って静かに消えていく。

「澄みきった青空、満点の星空、燃えるような夕焼け空、
そして時には雨雲に埋めつくされた空。
空はいつも私達の上に広がっていて、
見上げているとその広さに吸い込まれてしまいそうな感覚に
私は襲われます。

~このまま大空へと飛んで行くことができたら、
どこまで行けるのだろう?そして、何が見えてくるのだろう?~

そういった空への”憧れ”ともいえるイメージから
この曲は生まれました。(作曲者記より引用)」

☆ ムーサの演奏(Youtubeへのリンク)


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