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序曲1番イ長調 / K.ヴェルキ・作曲 [曲目解説]

※ 第8回演奏会、2013年5月5日、名古屋市熱田文化小劇場
第一ステージ2曲目、指揮:大橋一輝


作曲者(1904~1983)はドイツの作曲家で、
ベルリン市立音楽院(現・ベルリン芸術大学)や市民音楽学校で
マンドリン・ギターの教育に携わった。

初期の作品はトレモロ主体のロマン主義音楽であったが、
やがてピック奏法主体の新古典主義音楽へと変化していき、
ドイツにおけるマンドリンオーケストラ(ツプフ・オーケストラ)の
音楽的地位向上に貢献した。

本作は1924年作曲で作品番号1番を付けられている。

冒頭の序奏の後に急-緩-急のイタリア式序曲の形式をもつ。
トレモロ奏法主体で構成され、後期の彼の作品とは異なり、
ロマン的な趣向を持った作品である。

ムーサの演奏へのリンク(youtube)
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