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亡き王女のためのパヴァーヌ(M.ラヴェル作曲、久保田孝編曲) [曲目解説]

※第6回演奏会、2011年1月23日、名古屋市名東文化小劇場、
第一ステージ3曲目、指揮:井口佳洋

近代フランスの作曲家で「管弦楽の魔術師」とも呼ばれる
M.ラヴェル(1875-1937)のピアノ曲ならびに
彼自身の手でオーケストレーションしたのが本曲であり、
1899年パリ音楽院在学中に作曲した初期傑作である。

題名の「亡き王女」とは特定の人物を指すのではなく、
フランス語でinfante défunteとなり、言葉の韻を踏む遊びから命名された。

パヴァーヌとは16-17世紀に欧州各地の宮廷で流行した
ゆっくりとしたテンポの舞曲であり、
これらから特定の人物にささげる標題音楽ではなく、
古の風習や情緒への美しいノスタルジアを込めた音楽と解釈される。
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