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シンフォニアハ短調(V.ベルリーニ作曲、中野二郎編曲) [曲目解説]

※第6回演奏会、2011年1月23日、名古屋市名東文化小劇場、
第一ステージ4曲目、指揮:井口佳洋

V.ベルリーニ(1801-1835)は、
G.ロッシーニ(1792-1867)・G.ドニゼッティ(1797-1848)などともに
19世紀前半のイタリアオペラ界を代表する作曲家。

早くから神童として知られ、F.ショパン(1810-1849)や
R.ワーグナー(1813-1883)から多くの称賛を浴びたとされる。

代表作は、「ノルマ」「清教徒」「夢遊病の女」など
現在でも上演される機会の多いオペラが中心である。

本曲はナポリ音楽院在籍していた1821-1824年に書かれた習作の一つであり、
6曲あるシンフォニアの1曲である。

意志を秘めた序奏部に続く主部は典型的なソナタ形式であり、
一曲目のマネンテ「シンフォニア」と比較すると、
より形式感の強い作品でありその比較の点からも興味深い。
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