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流星群(末廣健児作曲) [曲目解説]

※ 第13回演奏会 第2ステージ1曲目
2018年6月10日(日) 名古屋市天白文化小劇場
指揮:大橋一輝

作曲者(1975年生まれ)は山口県出身、京都大学マンドリンオーケストラ、京都のアルテ・マンドリニスティカ等で主席マンドロンチェロ奏者を務める。

主な作品として、組曲「瑞木の詩」、「Beyond the Skies」等、数多くの作品を発表、近年全国で上演機会の多い作曲家の一人である。

本作は京都教育大学マンドリンクラブにより2008年の同クラブ第48回定期演奏会で委嘱初演。

冒頭マンドリン系の静謐なトレモロをバックにギターのハーモニクスやマンドリン族のピッキングで星々のきらめきを表現し、やがて雄大な主題を展開するなかでパート間にまたがるスケール音階が、満天に降り注ぐ流星群を描く。

第一マンドリンからギターまでの各パートが2部に分割され、多層的かつ立体的な響きが全曲を通じて表現されると同時に、金属弦やナイロン弦を用いるマンドリンオーケストラだからこそ表現可能な世界を描写していると言える。

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