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雪 ロマンツァとボレロ / H. Lavitrano (H.ラヴィトラーノ)作曲 [曲目解説]

※第10回演奏会、2015年6月20日(土)、名古屋市中村文化小劇場
第1ステージ一曲目、指揮:大橋一輝


作曲者(生年不詳-1938)はイタリア・イスキア島生まれの作曲家。

ナポリの音楽学校などで作曲・和声学などを学んだ後、
多くの作曲コンクールに入賞、
マンドリン合奏作品ではローラ序曲・レナ一タならびに
本作が著名であり、大正時代には本邦でも愛奏されていた
という記録がある。

本作は1910年にミラノの作曲コンクールで入賞、
『イル・プレットロ』誌から出版され、
原編成はマンドリン2部、マンドラ、ギターの4重奏である。

わずか三小節のアラビア風の序奏と
急(ボレロ)-緩(ロマンツァ)-急(再現)という構成になっている。

「ボレロ」とは、
18世紀後半のスペインを起源にする民族舞踊のための三拍子の舞曲であり、
本作においても急速部は情熱的なリズムにのって活力あふれた旋律が流れる。

一転、緩徐部は「ロマンツァ」のとおり、
郷愁に満ちた旋律が特徴的。

再現部でボレロの情熱的な旋律を再現し、
熱狂的に曲を閉じる

☆ ムーサの演奏(Youtubeへのリンク)

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