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組曲スペイン(S.ファルボ,G.) [曲目解説]

※第7回演奏会、2012年6月2日、名古屋市名東文化小劇場
第一ステージ4曲目、指揮:大橋一輝

S.ファルボ,G.(1872-1927)は
シチリア生まれのイタリアの作曲家。

作品はミラノの「イル・プレットロ」誌主催の
作曲コンコルソに応募・入賞した「組曲・田園写景」、
「序曲ニ短調」などがある。

ファルボは、題材は民族色や野趣味あふれる題材を扱いながら、
より機能的なオーケストレーションにより、
それまでの甘美で軽快な民族色にあふれた斯楽からの革新を期して、
内面的かつ普遍性のある音楽を作り出した。

本曲は1921年の「イル・プレットロ」誌コンコルソにて
一等を獲得した作品で、
ミラノ・マンドリン合奏団に捧げられた。

曲は四つの楽章から構成され、2、3楽章は続けて演奏される。

民族的な舞曲を題材にしながら、構築感のある和声、
マンドロンチェロに重要な役割を与えるなど特徴的な楽器法といった
革新的な作風は現代でもその魅力は色褪せていない。

1.Serenata Castigliana(カスティーリャのセレナータ)

2‐3.Jota e Canzone(ホタとカンツォーネ)

4.Bolero(ボレロ)

ムーサの演奏へのリンク(youtube)


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