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リュートの為の古風な舞曲とアリア第1番 / O. Respighi(オットーリオ・レスピーギ)作曲 / 帰山栄治・編曲 [曲目解説]

マンドリンアンサンブル・ムーサ第9回演奏会
2014年6月29日(日)、名古屋市天白文化小劇場
第三ステージ2曲目(トリ)、指揮:大橋一輝

作曲者(1879-1936)はイタリアの作曲家。
音楽家としてスタートはヴァイオリニストであったが、
ローマのサンタ・チェチーリア音楽院作曲科教授に就任して以降は
作曲家としての活動を主にした。

主な作品として「ローマの松」「ローマの噴水」「ローマの祭」の、
いわゆるローマ三部作がある。

1913年に作曲者が上記音楽院の教授として着任し、
同学の図書館に眠っていた15-17世紀の古いリュート曲の楽譜を発掘し、
それらを基に管弦楽曲としてアレンジして、組曲として再構成したのが、
「リュートの為の古風な舞曲とアリア」であり、
本日演奏するのはその第一組曲である。
1917年初演、小規模な管弦楽編成の作品である。

1. Balletto(小舞踏曲):シモーネ・モリナーロの
1599年の作品「オルランド伯爵」による。ニ長調、4分の4拍子。軽やかで上品な前奏曲。

2. Gagliarda(ガリアルダ):ヴィンツェンツォ・ガリレイの同名の作品による。
ニ長調、4分の3拍子。華やかな舞曲から始まり、
緩やかで荘重な中間部を挟み、冒頭の舞曲を再現する。

3. Villanella(ヴィラネッラ):16世紀末の作者不明の曲による。
ロ短調、4分の2拍子。詩的な情緒と憂いを秘めた曲想。

4. Passo mezzo e Mascherada(酔った歩みと仮面舞踏会):
16世紀末の作者不明の曲による。ニ長調、4分の2拍子。
様々な舞曲が目まぐるしく展開して、華やかに曲を閉じる。

ムーサの演奏へのリンク(youtube)
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