Prelude 3（プレリュード3）/吉水秀徳・作曲

今日から6月29日に行われる
マンドリンアンサンブル・ムーサ9th Concertの
演奏曲の解説を毎日一曲ずつ、順番に掲載いたします。

もちろん、当日会場で配布されるプログラムには
ページ数の都合上カットされてしまう前の完全版（？）です。

まずは、「プレリュード３」から。

※マンドリンアンサンブル・ムーサ第9回演奏会、
2014年6月29日（日）、名古屋市天白文化小劇場
第一ステージ1曲目、指揮：大橋一輝

作曲者は1961年大阪府生まれ、
四条畷高校・大阪市立大学ではマンドリンクラブに所属、指揮者を務めた。

大学時代に発表した「2つの動機」をはじめ、
「序曲」(1991年日本マンドリン連盟作曲コンクール3位)、
「プレリュード2～4」、「3Dimensions」、「未来の子供たちのために」など
マンドリン合奏のための作曲作品は多数ある。

現在は大阪のエルマノ･マンドリンオーケストラに所属、作曲活動を行っている。

本曲は1998年に作曲、
エルマノ･マンドリンオーケストラのメンバーの披露宴で初演、
演奏会での初演は1999年3月の
同志社女子大学マンドリンクラブの春の演奏会による。

緩-急-緩（再現）のシンプルな三部形式の作品であり、
緩の部分のメロディは作曲者記によると
「ひなたぼっこ」をイメージしたとのこと。

また、この作品を書くにあたって作曲者は
「短い中にきちんとストーリーを持たせた
文庫本のようなコンパクトな作品」にすることを
意図したとのことである。

ムーサの演奏へのリンク(youtube)