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組曲「ラヴェリアーナ」(作曲:クラウディオ・マンドニコ) [曲目解説]

今回の解説は4月13日(日)名古屋市芸術創造センターで行われる
第30回JMU(日本マンドリン連盟)中部マンドリンフェスティバル直前特別編として、
フェスティバルでのムーサの演奏曲、
クラウディオ・マンドニコの「組曲・ラヴェリアーナ」の解説をお送りします。

この曲は6月30日の第9回演奏会でも演奏し、この解説文は
プログラムの曲目解説の原稿ですが、
プログラム紙面の都合上カットされる前の、貴重な(?)元原稿です。

※第30回JMU中部マンドリンフェスティバル 
於・名古屋市芸術創造センター、2014年4月13日(日)13時開演
ムーサ出演は第3部5番目

作曲者は1957年イタリア・ロンバルディア州ブレシア生まれの
作曲家・指揮者。

1986年にブレシア音楽院を卒業後、
多くの吹奏楽団の指揮者や各地の音楽学校での指導、
さらにはサクソフォン・コルネット・ジャズピアノプレーヤーとしても
活動している。

マンドリンとの関わりは
1985年から「ブレシア・マンドリンオーケストラ」の指揮者を務め、
国内外で演奏活動を行うほか、自作作品集も含むCDを数枚リリースしている。

主なマンドリン合奏のための作品として
「Music for Play」、「チェチリアーナ」、「スペイン組曲」、
「水の反映」(同志社大学マンドリンクラブ百周年記念委嘱作品)など多数ある。

本曲は1987年のイタリア・マンドリン連盟の作曲コンクールで第2位入賞した作品。
1曲目「Entrata(前奏曲)」、2曲目「Scherzo(スケルツォ)」、
3曲目「Finale(終曲)」からなる組曲。

曲名は、“管弦楽の魔術師”と呼ばれたモーリス・ラヴェルにちなみ、
ラヴェルの作品群からインスピレーションを得たことにちなんでいる。

フランス風の和声が映える「Entrata」、弾むようなリズムが印象的な「Scherzo」、
パート間でフレーズを受け渡していく「Finale」と、
高い演奏技術と合奏力の問われる作品となっている。

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