SSブログ

チャルダス / V.モンティ・作曲 / 中野二郎・編曲 [曲目解説]

※ 第8回演奏会、2013年5月5日、名古屋市熱田文化小劇場
マンドリン独奏:岩附尚幸、指揮:大橋一輝
第二ステージ1曲目


作曲者(1868~1922)はイタリア生まれで、のちに
パリで指揮者として活動しながらいくつかバレエやオペレッタを作曲したというが、
現在では専ら本作のみで知られている。

本作はバイオリン小品として演奏されることが多いが、
原曲はマンドリンのために作曲された。

「チャルダス」または「チャールダーシュ」とはハンガリー音楽の一ジャンルで、
遅い憂いを秘めた部分のラッサン(lassan)と急速のフリスカ(friska)の部分からなる。

本曲も二短調で奏される序奏部のラッサンと十六分音符の音型が続くフリスカ、
ゆったりとした中間部を挟んで再びフリスカに戻り、
最後はニ長調にかわり華やかに終わる。

急速部を弾き切る技巧と歌心を問われるため
多くのマンドリニストが挑戦する曲であり、
今回は中野二郎(1902~2000)が編曲した版で協奏曲としてお送りする。

ムーサの演奏へのリンク(youtube)


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

Facebook コメント

トラックバック 0