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楽譜とペーパーレス その一:表示デバイス編 [Tips(役立つかどうかわからない豆知識)]

ギターパート西田です。


スマートフォンや、タブレット端末の爆発的な普及に伴い、これまで紙だったものが電子データで流通することも増えていきそうに思っています。

一方で、紙で読むのと、ディスプレイ上で読むのとは人間の脳の中での処理のされ方が違うのではないかという話もあり、必ずしもすべてがペーパーレスにはならないと思ってはいますが、電子化するとスマホやタブレットに合奏曲のスコアなどを何曲も入れて持ち運ぶことなども可能になるわけですし、いろいろなメリットもありそうです。


でも、我々ユーザ側から見たときにはどんなものをどう使っていいのかわからない、開発者側(こんなのに乗ってくれる開発メーカーがいるのかって話はさておき)どんなニーズがあるかわからない、というギャップがあるのではないかと思います。

そこで、電子化された楽譜をITデバイスで活用していこうとした時にどんなものが理想系になりそうか、勝手に整理してみようと思います。

まず、私たちが普段使っている楽譜そのものについて少しだけ整理してみます。

たいていはA4縦もしくはA3横(A4縦見開きともいう)なのではないかなと思います。
とりあえずA4(もしくはそれより小さいサイズ)の縦で1ページとして書かれることが普通ですよね。

A4の紙って・・・・どれくらいの大きさでしょうか?
ついでにA3は?
調べてみると以下のようです。


A4:短辺210㎜、長辺297㎜
A3:短辺297㎜、長辺420㎜


あとあとの議論のために、それぞれをインチでもあらわしてみます。

A4:短辺8.27インチ、長辺11.69インチ
A3:短辺11.69インチ、長辺16.54インチ


さて、ここで、最近のタブレット端末の表示エリアのサイズを見てみましょう。
普通、電子ディスプレイのサイズは対角線の長さをインチであらわしたもので呼ばれます。
A4相当だと14.32インチ?

とりあえずの目安にはなりますが、実際には短辺と長辺の比が違うので正確ではありません。また、ほんらいなら紙の楽譜もかならず余白があるということも考慮すべきかもしれません。

ここでは、辺の比だけを考えておこうと思います。
最近のAndroid系、Windows系の画面ではフルHD対応の16x9の比率のディスプレイが多いので、それをベースに考えてみます。
A4サイズの紙の辺の比は、1:1.41421356....、16x9のディスプレイにおいては、1:1.77777777....。
通常の紙に比べて、ディスプレイのほうが正方形から遠い形、言い換えれば短辺で合わせておくとディスプレイのほうが結果的に大きくなる(=実使用上余裕がある)ということになるのがわかります。

さて、ここで、ディスプレイサイズの呼びとされる対角線の長さと短辺の長さの関係を整理してみます。
ピタゴラスの定理など用いまして、ざっと計算してみると対角線と短辺の比は
(短辺):(対角線) = 1:2.0397.....
大体ディスプレイの呼びインチ数の半分が大体短辺の長さと思ってよさそうですね。

ということは、
A4相当を完全に表示するには、16.5インチ、A3サイズを完全に表示するには23.38インチくらいのものが必要になりそうです。

ちなみに私が持っているXperia Tablet Zは10.1インチA5弱のサイズくらいの表示になってしまうイメージですね。(意外と読めますよ)


また、持ち運びなど考えると大きめのものはかさばって邪魔になるなどの問題も出てきます。
そのあたりどこでバランスをとるのか?人それぞれの使い方、考え方、好みとの兼ね合いになるんでしょうね。






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